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趣旨

 日本語教育史研究会は、1990年に誕生した日本語教育史談会を母体とし、1994年に発足しました。以来、会員諸氏によって日本語教育に関わる歴史資料、日本語教科書、各種文献の収集および研究が重ねられ、多くの成果が発表されてきました。研究成果につきましては、本ウェブサイトの「研究情報」に掲載しておりますように、実証と時代の把握をふまえ、対象を通時的な視点から位置づけるという基本姿勢を共有しつつ、様々な時代や国・地域を研究対象としています。

 研究発表はこれまで、近代の日本語教育を中心に行われてまいりましたが、時代の要請により研究対象を現在の日本語教育まで広げ、複眼的かつ俯瞰的位置づけを求められるに至っています。

 日本語教員養成に必要とされる教育内容の一つに「日本語教育の歴史と現状」という領域があります。当領域の内容を深め、意義を高めていくためには、研究会の成果発信が大きな役割を果たしていくものと思われます。

 日本語教育に関する歴史研究を志している方、各地で展開されてきた日本語教育を俯瞰的かつ複眼的視座から研究をしようとしている方が本研究会に参加してくださることを願っています。

2021年3月 日本語教育史研究会会長 小川 誉子美

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