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アーカイブズ

 2004年10月以降の活動記録を掲載します。最も新しい活動が、この下にあります。

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  • Writer: 日本語教育史研究会
    日本語教育史研究会

13:00~13:05 挨拶

小川 誉子美(横浜国立大学・日本語教育史研究会会長)


13:05~13:35 研究発表1

戦時下における中国華北地区の小学校で展開された日本語教育に関する一考察-傀儡政権編纂教科書『小学日本語読本』の分析を通して-

陳芸謀(天津外国語大学大学院生) 

 本研究は、戦時下における中国華北地区の傀儡政権編纂日本語教科書『小学日本語読本』を対象に、教授用書や関する言説などを手掛かりとして、教育目的や内容、教授法などの面からその性格を分析することにより、戦時下の中国華北地区の小学校で展開された日本語教育の一側面を明らかにすることを試みる。また、先行する傀儡政権編纂教科書『正則日本語読本』との内容上の差異についても検討する。


13:35~14:05 研究発表2

山口喜一郎の台湾

泉 史生(ヒューマンアカデミー)

  「山口喜一郎の台湾」として、台湾に渡り、台湾を去るまでの間を時代区分し、彼の履歴から日本時代、渡台後国語学校第一付属学校時代(国語研究会時代)、台湾教育執筆時代、視学時代、病気療養時代と分け、その根拠を発表しようと思う。山口喜一郎はグアン法を導入したことで名を馳せているが、なぜ彼がそこに目を向けたのか、考察した。近代日本語教育の先駆けとなったのはなぜかを考える。​


14:05~14:35 研究発表3

カンボジアにおける日本語教師の直面した困難と葛藤―『カンボジア日本語教育小史:現地にいた一人一人の記録』から 

細井駿吾(東京国際大学)

 本発表は、カンボジア日本語教育史の資料として『カンボジア日本語教育小史:現地にいた一人一人の記録』に収められた教師の記録を分析対象とする。現場で直面した困難や葛藤、教育上のジレンマなどを抽出し、それらを分類・整理する。個人の記録に基づく具体的な記述を分析することで、教師が現地でどのような経験をし、悩みや葛藤を抱えていたのか、その実像を明らかにする。


14:35~14:45 休憩


14:45~15:15 研究発表4

土居光知(1933)『基礎日本語』における語彙選定方法―C.K.Ogden のBasic English との比較を中心に― 

服部一宏(名古屋大学大学院生) 

 昭和初期、英文学者土居光知が『基礎日本語』で行った基礎語彙の選定において、C.K.OgdenのBasic Englishの影響が指摘されているが、その理論的側面は十分に検討されてこなかった。本発表では、両者の語彙選定の方法に着目し、意味分類に基づく類義語整理という土居の独自の方法の特徴を明らかにする。その解明を通じて、当時の日本語教育における英語教育理論の受容の一側面を教育語彙の点から示す。


15:15~15:45 研究発表5

日本語アカデミック・ライティングにおける内容面の評価―教科書分析にみる歴史的考察―

安達万里江(法政大学)

 本発表は、第二言語としての日本語アカデミック・ライティング(以下AW)における内容面の評価が、教科書上でどのように構成されてきたかを歴史的に考察するものである。評価に関する記述(評価観点、評価基準等)を明示する教科書のみを分析対象とした。その結果、内容面の評価に関する記述は固定化されてこなかったことが示唆された。本研究は、日本語AW評価研究史の前提となる教科書レベルの評価観を示すものである。


15:45~16:15 研究発表6

日本語教育史を学ぶことの意義と課題―日本とマレーシアの学習者の比較から

松永典子(JICA九州センター)・檜山純子(Universiti Tun Hussein Onn Malaysia) 

 本研究では、日本軍政下の日本語教育史を平和のための日本語教育の理念形成や方法論にどう還元できるか、戦争の相克が残るマレーシアとの協働学習を通して取り組んできた。これまでの考察では、歴史・文化・言語の統合学習は学習者の平和創造に向けた態度養成に資することはわかったが、日本語教育史による学習効果の解明には至っていない。そこで、学習者の思考に焦点を当てた分析により日本語教育史を学ぶ意義と課題を提示する。

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ライトニングトーク

◆趣旨説明

ライトニングトーク(Lightning Talks)とは、工学系学会やフォーラムなどで行われている短いプレゼンテーション(持ち時間5分)のことです。「こんな資料(資料館)を見つけました。」「最近こんな論文を読みました(書きました)。」「〇〇(地域・時代等)の日本語教育の歴史、面白いですよ。」「研究に役立ちそうなアプリ見つけました。」など、ざっくばらんに情報交換・意見交換をする場です。各5分の発表のあと、ブレイクアウトルームに分かれて、30分ほどそれぞれの発表者を中心に意見交換していただきます。


16:15~16:20 ライトニングトーク

中国での日本語学科の教育-「専門八級」を解いてみる―

光多隆之介(神奈川大学大学院生)

 中国の大学の外国語専攻の学生を対象とした試験に「専門八級」というものがある。主として、大学4年生が受験する。就職や進学に有利であるとされるこの試験であるが、中国独自の試験ということもあり、中国の日本語学科とは縁遠い日本人からすると謎のベールに包まれている。今回は、専門八級を紹介するだけでなく、実際に過去問題を入手したため、それを解くことによって中国における日本語教育を考えてみたい。


16:20~16:30 休憩


16:30~17:00 ブレイクアウトルームでの意見交換

 
  • Writer: 日本語教育史研究会
    日本語教育史研究会

記念シンポジウム

日本語教育史研究の問題提起と将来展望─設立30年の先へ

 「日本語教育史研究会」は日本語教育史談会を前身とし,会員の皆様方のお力添えを得つつ設立 30 周年を迎えました。本記念シンポジウムでは,日本語教育と国語教育,英語教育における言語教育史研究のあゆみを振り返ります。「登録日本語教員」の国家資格化など,日本語教育が転換期を迎える中,日本語教育史研究に関わるさまざまな問題をテーブルに広げて議論し,今後の日本語教育史研究の展望について考えます。


総合司会:神代 寿美枝(東京国際大学)


1.開会宣言 13:00

2.基調講演 13:25-15:00

国語教育,英語教育における言語教育史研究のあゆみ,日本語教育史との連携について

府川 源一郎(横浜国立大学名誉教授,国語教育史学会理事)

江利川 春雄(和歌山大学名誉教授,日本英語教育史学会名誉会長)

小川 誉子美(横浜国立大学教授,当研究会会長)

3.パネルディスカッション 15:10-16:10

日本語教育史研究の問題提起と将来展望について

パネリスト:

有田 佳代子(帝京大学)

伊藤 孝行(北海道大学)

小川 誉子美(横浜国立大学)

酒井 順一郎(九州産業大学)

モデレーター:坪田 珠里(京都精華大学)

4.グループセッション 16:10-16:40

グループごとに自由に意見交換・相互交流を行い,次の全体討論への質問・提案等を一緒に考えます。

5.全体討論 16:40-16:55

座長:酒井 順一郎(九州産業大学)


主催:日本語教育史研究会シンポジウム実行委員会(実行委員長:酒井 順一郎)




 
  • Writer: 日本語教育史研究会
    日本語教育史研究会

12:30~12:50 総会

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13:00~13:05 挨拶

小川 誉子美(横浜国立大学・日本語教育史研究会会長)

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13:05~13:35 研究発表1

改めて「近代日本語教育史」はなぜ必要か

泉 史生(フリーランス)

 筆者は日本語教師養成講座で「日本語教育史」を講義するとき、時代区分から始めるが、現在の区分は、どのような定義で区分されているのか困った。区分の共通認識もなく登録日本語教師の試験等の出題者と意見が違っていた場合、試験の正解が正しいのであろうか。 このような経緯から改めて日本語教育史の共通認識としての時代区分の定義を見直し、日本語教育史研究会としても議論し直し、検討していただきたく思う。


13:35~14:05 研究発表2

サハリン州の大学における日本語教育史―開設期前後に受講した学生のインタビューをもとに― 

竹口 智之(兵庫教育大学)

 本研究は1980 年代後半に開始されたロシアのサハリン州における日本語教育史を明らかにしたものである。ユジノサハリンスク市 Y 大学で日本語を学んでいた調査協力者学習者 5 名を対象にインタビューし、彼らの言語学習とアイデンティティの関連を探っている。複線径路等至性アプローチによって分析した結果、サハリン州における日本語教育は、戦前と戦後の連続性を考察する必要性があることがわかった。​


14:05~14:35 研究発表3

ブロック・ペーパーズから読み解くブロックと日本語との関わり

村田 道明 (法政大学)

 言語学者バーナード・ブロックは太平洋戦争中に日本語を教えるかたわら日本語の教科書も執筆し、戦後は日本語研究に関する論文を何本か発表している。だが、実はブロックが日本語に関わった期間はそれほど長くはない。本発表では、ブロックはいつどこで、どのように日本語を学んだのか、戦時中どのような仕事をしていたのか、なぜ日本語研究から離れてしまったのか等を、イェール大学に残るブロックの書簡から読み解いていく。


14:35~15:05 研究発表4

ハワイにおける日本語学校―1910年創立マノア日本語学校を中心に

川上 尚恵(神戸大学)

 1886 年ハワイに日本からの最初の移民が到着し、その後子弟のための日本語学校が多く作られた。その中のいくつかは現在までも続いているが、その歴史については『ハワイ日本語学校教育史』(1972)以降あまり知られていない。本発表では 1910 年から現在まで続くマノア日本語学校の歴史を中心としながら、ハワイ大学所蔵資料や日本語学校関係者へのインタビューなどを通し、ハワイの日本語学校の変遷について考察する。

15:05~15:15 休憩

15:15~15:45 研究発表5

戦時下のコタバルにおける日本語教育とシンゴラ領事館調査での課題

山口 雅代 (東京福祉大学)

 2024 年 7・8 月のマレーシア・コタバルとタイ・ソンクラーでの調査報告である。1943 年 7月タイへの割譲後、Ismail English School(IES)にコタバル日本語学校が置かれ、タイ暦が使われていた。ソンクラーでは、諜報工作を担ったシンゴラ領事館は残っていないが、もう一方の諜報工作を行っていた瀬戸医師の「回生病院」の建物は残っていた。1 万人上陸した日本軍は、タイ人労働者を使っていた。


15:45~16:15 研究発表6

地域日本語教育の歴史的展開と政策の変遷

東平 福美(東京大学 非常勤講師)

 本研究は、地域日本語教育の歴史的展開と政策の変遷を考察する。外国人の増加に伴う地域日本語教育の重要性を指摘し、その多面的機能を分析する。また、日本語ボランティア活動の社会的・政策的背景を明らかにし、多文化共生や地域活性化への貢献を論じる。さらに、 2019 年の 「日本語教育の推進に関する法律」を含む関連法規や政策の変遷を整理し、地域日本語教育の今後の方向性を示唆する。

16:15~16:45 研究発表7

カンボジアにおける日本語教育の変遷と今後の展望

細井 駿吾(東京国際大学)

 カンボジアは、フランス植民地時代や外国からの経済支援を受けてきた歴史的背景から、外国語学習の重要性が高い国である。また、近年、在日カンボジア人が大幅に増加していることから、カンボジアに焦点を当てた日本語教育の研究の必要性が高まっているが、依然として不足している。 本発表では、カンボジアにおける外国語教育の位置づけ及び日本語教育の変遷と現状を概観した上で、今後の展望について述べる。

16:45~16:55 休憩

ライトニングトーク

◆趣旨説明ライトニングトーク(Lightning Talks)とは、工学系学会やフォーラムなどで行われている短いプレゼンテーション(持ち時間5分)のことです。「こんな資料(資料館)を見つけました。」「最近こんな論文を読みました(書きました)。」「〇〇(地域・時代等)の日本語教育の歴史、面白いですよ。」「研究に役立ちそうなアプリ見つけました。」など、ざっくばらんに情報交換・意見交換をする場です。各5分の発表のあと、ブレイクアウトルームに分かれて、30分ほどそれぞれの発表者を中心に意見交換していただきます。

16:55~17:00 ライトニングトーク1 

トルクメニスタンにおける日本語教育の拡大 -急増する日本語学習者とその課題-

勝 成仁(国際交流基金トルクメニスタン派遣 日本語指導助手)

 トルクメニスタンでは、2015 年の安倍元総理大臣の来訪を契機に、日本語教育が急速に拡大した。2016 年から国際交流基金の日本語専門家派遣も始まった。国際交流基金によると、学習者数が 2015 年の 49 人から 2021 年に8865 人になるなど、中等教育機関を中心に増えている。一方で、教師不足など様々な課題も抱えている。本発表では、まだ始まったばかりと言えるトルクメニスタンの日本語教育の変遷と現状を述べる。


17:00~17:05 ライトニングトーク2

ヨーロッパ日本語教育事情(2019年-2024 年)

後藤 加奈子(リエージュ大学 ベルギー)

 本トークでは、パンデミック到来直前から直近の 2024 年までのヨーロッパでの日本語教育事情を、おもにヨーロッパ日本語教師会の活動を振り返りながら概観する。シンポジウムのテーマおよび基調講演、参加者の発表内容の推移に加え、ヨーロッパ教師会が公認するリサーチ・グループ が展開するプロジェクトなども簡単に紹介できればと思う。


17:05~17:10 ライトニングトーク3

日本語の言語変種―宜蘭クレオールと中国の言語変種の比較―

瀋 沢羽・黄 范航(横浜国立大学大学院生)

 宜蘭クレオールは、台湾東部の宜蘭県でアタヤル語、セデック語と日本語の接触によって形成された言語変種である。本発表では、既存の研究成果を整理したうえで、宜蘭クレオールの形成背景、文法特性、および地域社会における機能を概観する。また、同じく中国の言語変種、ピジンである広東ピジンや上海ピジンとの比較を通じて、東アジアにおける言語接触と新しい言語変種の形成に関する洞察を提供する。

17:10~17:40 ブレイクアウトルームでの意見交換​

ブレイクアウトルームでの意見交換後にZoomによる懇親会を予定しています。

ご参加希望の方は研究発表会のZoomにそのままご参加ください。

 

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