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2022年度研究発表会のお知らせ

2023年1月18日

日本語教育史研究会運営委員会


 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日本語教育史研究会2022年度研究発表会を下記の要領で開催いたします。多数のみなさまのご参加をお待ちしております。

日時:2023年3月4日(土)12:30〜16:30
開催方法:Zoomによるオンライン開催(申込者にZoomリンクを後日発送)
申込:こちらのGoogleフォームに必要事項をご記入ください。

会員以外の方のご参加歓迎!参加費は無料です。

プログラム(pdf)

12:30~12:35 挨拶

小川誉子美(横浜国立大学・日本語教育史研究会会長)

12:35~13:05 研究発表1

植民地期台湾における仮名遣いをめぐって―『全国小学児童綴方展覧会』採録「綴方」に見える四つ仮名の問題を含む語を中心に―

上出 大河(國學院大學大学院生)

本発表で調査対象とするのは、植民地期台湾における「綴方」に見える四つ仮名の問題に関わる語句である。剰余的な仮名をどのように用いるのかという日本語母語話者にも混乱を生じさせかねない問題を植民地期台湾における児童がどのように処理していたのか、という点から植民地期台湾における言語状況の一端を探ることとしたい。また、内地系児童と本島系児童の差異についても言及する。

13:05~13:35 研究発表2

   「満洲国中央師道訓練所による教員養成―1939 年『日本旅行報告』を中心に 

   祝 利(北九州市立大学)

中央師道訓練所は1932年8月に新京で開かれた「教員講習会」から改組され、満洲国教員の思想を統一し、日本語教員を養成する組織である。漢・蒙などの各民族の中堅教員に対する再教育を実施すると同時、1938年より日本人教員の養成も担うようになった。中央師道訓練所の教育内容としては建国精神、満洲国に関する知識、専門知識のほか、訓練終了前に実施された満洲や日本への旅行も挙げられる。本研究では、1939年に実施された日本旅行の参加者により書かれた報告書についての分析を通して、日本旅行の内実を考察し、そのうえで、中央師道訓練所による旅行の意味を検討してみる。

13:35~14:05 研究発表3

戦前期カリフォルニア州の日本語学校が日系コミュニティに果たした役割―金門学園を事例に

森本 豊富(早稲田大学)

戦前期の米国カリフォルニア州における代表的な日系二世教育機関であり、現在もサンフランシスコに存続している日本語学校「金門学園」を事例に、1900年代初頭の東洋人学童隔離学校問題などの時代背景を踏まえながら、同学園の設立経緯、教授内容、教科書、演芸会・運動会などの年中行事等に関する記録を議事録、学園報、邦字新聞記事などの1次資料を手がかりに分析し、日本語学校が日系コミュニティに果たした多機能的な役割について考察する。

14:05~14:35 萌芽的研究発表1

シンガポールにおける日本語教育 ―国策としての言語教育を背景として―

川橋 葉子(横浜国立大学大学院生)

多言語国家シンガポールでは様々な教育政策や言語政策がとられているが、第二次世界大戦後の日本語教育も、1960年代の日本政府によるコロンボ計画、血債協定を背景にシンガポール政府主導で行われた。その一環で、中、高校生を対象とした第3言語としての日本語教育も行われている。現地の公文書館所蔵資料や国立図書館所蔵資料である新聞調査にふれ、60年代から現在までの通時的展開をふまえ、今後の展望についても述べる。

14:35~15:05 萌芽的研究発表2

ポーランドに渡り日本語教師をした画家、歌川若菜について

土屋 仁美(横浜国立大学大学院生)

19世紀半ばからパリを中心にジャポニズムが隆盛した。その頃多くの邦人が渡欧したが、1908年に渡英し8年ほど外遊した、歌川若菜(祖父は歌川豊国の門人、国久)という日本画家がいた。当時の国内外の新聞雑誌、日本美術蒐集家への書簡、本人のエッセイ等から欧州や米国で揮毫活動、ポーランドでは日本語教師を経験したという。ワルシャワ大学の日本語教育開始1919年以前、当地での日本語教育活動の存在として歌川若菜をご紹介したい。

15:05~15:35 萌芽的研究発表3

中華民国新民会日本語教授法指導書の一考察 

中村 重穂 

日中戦争期華北占領地で活動した「教化団体」中華民国新民会に於いて日本語教育を担当した熊野逸馬が著した日本語教授法指導書『日本語と日本語教授法概要』を分析し、その内容あるいは記述の源泉を探る。また刊行時期・形態を他の著作や宣撫班編纂教科書『日本語会話読本』と比較検討することを通して当該指導書の性格の解明を試み、さらに可能であれば華北占領地日本語教育の(一部の)状況について仮説を提示する。

15:35~15:40 休憩
 

15:40~16:30 ライトニングトーク

趣旨説明
ライトニングトーク(Lightning Talks)とは、工学系学会やフォーラムなどで行われている短いプレゼンテーション(持ち時間5分)のことです。「こんな資料(資料館)を見つけました。」「最近こんな論文を読みました(書きました)。」「〇〇(地域・時代等)の日本語教育の歴史、面白いですよ。」「研究に役立ちそうなアプリ見つけました。」など、ざっくばらんに情報交換・意見交換をする場です。

 

◆登壇者及び発表題目

15:40~15:45

磯太恵子(カイロ大学)

「エジプトにおいての日本語教育史–現状の問題点からの提案―」

15:45~15:50

後藤加奈子(リエージュ大学)

「19世紀末日本における日・英・仏言語接触の実態とは?-開港から条約改正まで」

15:50~15:55

曽湉恬(横浜国立大学大学院生)

「日清戦争以降の中国福建省の厦門における日本語教育の変遷ーグローバリゼーションの視点から厦門の日本語教育をみるー」

15:55~16:00

中村重穂

「伊藤孝行編『近代日本語教科書語彙索引』へのささやかな補足」

◆ブレイクアウトルームでの意見交換 16:00~16:30

16:30~17:00 総会

総会の後にZoomによる懇親会を予定しています。

ご参加希望の方は研究発表会のZoomにそのままご参加ください。

お問い合わせは nihongokyoikushikenkyukai(at)gmail.com まで

※(at)は@に置き換えてください。

以上

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